墓じまいの際に位牌はどうする?行き先や供養・処分するときの注意点

墓じまいの際に位牌はどうする?行き先や供養・処分するときの注意点
お悩み

墓じまいの際に仏壇の位牌も一緒に処分した方が良いのかな

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転勤族の子供に「仏壇や位牌を継いで」とは言いにくい……

本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、墓じまいの際に位牌はどうすれば良いのか、供養する際の注意点を紹介します。

30秒でわかる結論

墓じまいの際に位牌を一緒に供養・処分する必要は必ずしもありません。

ただ、高齢になり仏壇の管理を負担に感じている場合には、位牌の供養についても検討しておくと良いでしょう。

墓じまいを進める際は、お墓や遺骨の行き先だけでなく、仏壇に安置している位牌をどうするかも考えておく必要があります。

位牌は故人や先祖を供養する大切なもののため、一般ごみとして処分するのではなく、閉眼供養やお焚き上げ、永代供養など適切な方法を選ぶことが大切です。

本記事では、墓じまい後の位牌の主な行き先、供養・処分にかかる費用相場、具体的な流れや注意点を解説します。

目次

【結論】墓じまいの際に位牌の取り扱いも決めておくのがおすすめ

墓じまいを進める際は、お墓の撤去や遺骨の改葬先だけでなく、位牌を今後どうするかもあわせて決めておくことをおすすめします。

位牌は、故人の戒名や没年月日などを記した木製の札で、仏壇に安置して手を合わせる対象となるものです。

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宗派や地域によって考え方は異なりますが、故人や先祖を供養するうえで大切な役割を持つものとされています。

墓じまいをするとこれまでお墓参りを通じて行っていた供養の形が変わるため、位牌の今後の供養についても悩むこともあるでしょう。

特に、仏壇じまいも同時に考えている場合や、仏壇の承継者がいない場合には、位牌の扱いも早めに整理しておくと安心です。

位牌は一般のごみとして処分するものではなく、寺院や仏具店、専門業者などに相談しながら、供養の形に合った方法を選ぶのが望ましいでしょう。

墓じまい後の位牌の主な行き先

墓じまい後の位牌の扱いには、いくつかの選択肢があります。

位牌の主な行き先
  • 自宅で供養を続ける
  • お寺に一時預かりを依頼する
  • 位牌の永代供養をしてもらう
  • 魂抜き(閉眼供養)とお焚き上げをしてもらう

どれが正解というものではなく、家族の考え方、今後供養を続けられるか、菩提寺との関係、費用面などを踏まえて決めることが大切です。

自宅で供養を続ける

墓じまい後も位牌を自宅の仏壇や小さな供養スペースに安置し、供養を続ける方法があります。

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お墓は撤去しても、日常の中で故人に手を合わせたい方や、仏壇を残す予定がある方に向いています。

近年は、従来の大きな仏壇ではなく、リビングに置きやすいコンパクトな仏壇や手元供養用のスペースを整える家庭も増えています。

自宅供養であれば、遠方のお墓に通う負担を減らしながら、故人を身近に感じられる点がメリットです。

ただし、将来的に誰が位牌を管理するのかは考えておく必要があります。

自分の代では供養できても、子供や親族に引き継ぐのが難しい場合は、いずれ永代供養やお焚き上げを検討することも選択肢となるはずです。

お寺に一時預かりを依頼する

すぐに位牌の行き先を決められない場合は、お寺に一時的に預かってもらえるか相談する方法もあります。

墓じまいや、仏壇じまい、遺骨の改葬などを同時に進めると、手続きや家族間の話し合いが多くなり、位牌の扱いまで決めきれないことも多々あります。

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菩提寺がある場合は、まず現在お世話になっているお寺に相談してみましょう。

お寺によっては、一定期間位牌を預かってくれたり、今後の供養方法について提案してくれたりする場合があります。

ただし、すべてのお寺が一時預かりに対応しているわけではないので、事前に預かり期間や費用、供養の内容については確認しておくことが重要です。

位牌の永代供養をしてもらう

承継者がいない場合や、今後自宅で供養を続けるのが難しいという場合は、位牌の永代供養を依頼する方法があります。

永代供養とは、家族に代わって寺院や霊園が供養を続けてくれる仕組みです。

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遺骨だけでなく、位牌についても永代供養の対象として受け入れている寺院があります。

位牌の永代供養では、位牌を一定期間安置した後に合祀供養やお焚き上げを行う場合もあれば、永代位牌として寺院内に安置する場合もあります。

供養の形式は寺院によって異なるため、どのように祀られるのか、個別に供養してもらえるのか、費用はいくらかを確認しておきましょう。

魂抜き(閉眼供養)とお焚き上げをしてもらう

位牌を手放す場合は、魂抜きや閉眼供養を行ったうえで、お焚き上げをしてもらう方法があります。

魂抜きとは、位牌や仏壇などに宿るとされる故人の魂を抜き、供養の対象としての役割を終えるための儀式です。

宗派によって呼び方や考え方は異なりますが、位牌をそのまま処分することに抵抗がある方にとって、気持ちの区切りをつけやすい方法といえます。

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魂抜きやお焚き上げは、菩提寺、寺院、仏具店、供養品の処分を扱う専門業者などに依頼できる場合があります。

依頼先によって、読経の有無、供養証明書の発行、郵送対応の可否などが異なるため、内容を確認してから申し込みましょう。

【一覧表】位牌の供養・処分にかかる費用相場

位牌の供養や処分にかかる費用は、依頼先や供養の内容によって異なります。

特に、菩提寺に依頼する場合は「料金」として明示されるのではなく、お布施として包むことが多いため、事前に目安を確認しておくと安心です。

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供養・処分の方法費用相場向いているケース
自宅で供養を続ける0円〜仏壇や供養スペースを残す場合
お寺で一時預かり年間1万〜3万円程度すぐに行き先を決められない場合
位牌の閉眼供養・魂抜き1万〜5万円程度位牌を手放す前に供養したい場合
お焚き上げ数千円〜1万円程度供養後に位牌を処分したい場合
位牌の永代供養数万円〜数十万円程度承継者がいない、管理を任せたい場合

上記はあくまで一般的な目安であり、寺院によっては、閉眼供養とお焚き上げをまとめて対応してくれる場合もあります。

一方で、僧侶に自宅まで来てもらう場合には、御車代や御膳料が別途必要になることもあります。

また、位牌の永代供養は、個別に安置するのか、一定期間後に合祀するのかによって費用が大きく変わります。

金額だけで判断せず、どのような形で供養してもらえるのか、供養後にお参りできるのか、証明書の発行があるのかなども確認しておきましょう。

位牌を供養する流れ

墓じまいの際に、位牌や仏壇も同時に供養したいと考える方もいるでしょう。

ここでは、位牌供養の一般的な流れを紹介します。

墓じまいから位牌供養までの流れ
  • 家族・親族とお寺に相談する
  • 位牌の閉眼供養(魂抜き)をする
  • 新しい供養先への移動またはお焚き上げ

家族・親族とお寺に相談する

まずは、家族や親族と位牌を今後どうするか話し合いましょう。

位牌は故人や先祖を象徴する大切なもののため、管理している人だけの判断で処分すると、後から親族間のトラブルにつながる可能性があります。

  • 自宅で供養を続けるのか
  • お寺に預けるのか
  • 永代供養を依頼するのか
  • お焚き上げをするのか

上記のように、複数の選択肢があるので、共有した上で方向性を決めることが大切です。

スミレ

菩提寺がある場合は、墓じまいの相談とあわせて位牌の扱いについても確認しておきましょう。

お寺によっては、閉眼供養や位牌の預かり、永代供養、お焚き上げまで対応してくれることがあります。

反対に、位牌の供養は別の寺院や仏具店、専門業者に依頼する必要がある場合もあるため、早めに確認しておきましょう。

位牌の閉眼供養(魂抜き)をする

位牌を処分したり、永代供養に出したりする前には、閉眼供養や魂抜きを行うのが一般的です。

閉眼供養とは、位牌に宿るとされる故人の魂を抜き、供養の対象としての役割を終えるための儀式です。

宗派によって考え方や呼び方は異なりますが、位牌をそのまま処分することに抵抗がある場合は、僧侶に読経を依頼して供養してもらうと気持ちの整理がつきやすくなります。

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菩提寺がある場合は、まず菩提寺に依頼するのが基本となります。

菩提寺がない場合や遠方で依頼が難しい場合は、近隣の寺院、仏具店、供養品の処分を扱う専門業者などに相談する方法もあります。

新しい供養先への移動またはお焚き上げをする

閉眼供養が終わったら、事前に決めておいた供養先へ位牌を移します。

自宅供養を続ける場合は仏壇や手元供養のスペースに安置し、お寺に預ける場合や永代供養を依頼する場合は、指定された方法で位牌を持参または送付します。

位牌を手放す場合は、お焚き上げをしてもらいましょう。

お焚き上げとは、役目を終えた位牌や仏具などを供養したうえで焼納する方法です。

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寺院で閉眼供養と一緒に対応してもらえる場合もあれば、仏具店や専門業者に依頼する場合もあります。

一度お焚き上げをすると位牌は戻せないため、親族の了承を得たうえで進めることが大切です。

墓じまい後の位牌を供養・処分するときの注意点

墓じまい後に位牌を供養・処分する際は、費用や依頼先だけでなく、家族の気持ちや宗派ごとの考え方にも配慮することが大切です。

位牌は故人や先祖を身近に感じるための大切な供養の対象ですので、単に「不要になったもの」として扱うのではなく、今後どのような形で供養を続けるのかを考えた上で判断しましょう。

家族・親族に事前に相談する

位牌を供養・処分する前には、必ず家族や親族に相談しておきましょう。

スミレ

普段はお墓参りや仏壇の管理に関わっていない親族でも、位牌を処分したと聞くと抵抗を感じる場合があります。

特に、長年実家の仏壇に安置されていた位牌や、複数の先祖の位牌がある場合は注意が必要です。

管理している人にとっては「もう供養を続けるのが難しい」という現実的な判断でも、親族にとっては「勝手に処分された」と受け取られてしまう可能性があります。

トラブルを避けるためには、位牌をどうする予定なのか、どのように供養してもらうのかを事前に共有しておくことが大切です。

この際に決定事項として伝えるのではなく、相談という形を取ると、家族・親族の態度もやわらかくなります。

位牌がなくても供養することはできる

位牌を手放すことに対して、「位牌がなくなったら故人を供養できなくなるのでは」と不安に感じる方もいます。

しかし、位牌がなくても故人を偲び、供養することは可能です。

供養の形は一つではありません。

  • お寺で永代供養をお願いする
  • 自宅に写真や小さな供養スペースを設ける
  • 命日やお彼岸に手を合わせる

上記のように、家族に合った方法で故人を思うことができます。

近年は、大きな仏壇や位牌を持たず、手元供養や合同供養を選ぶ家庭も増えています。

実際に、我が家も祖母の代で昔ながらの大きな仏壇は手放しました。

祖父が亡くなり、祖母が私の実家近くに引っ越してきたときには、仏壇は購入せず小さなスペースを用意していました。

そして、祖母が亡くなった後は、私の実家がそれを引き継ぎ、祖母の写真などを飾るスペースを設けています。

実家の場合、「お盆以外も気軽に帰ってきてね!」という思いを込めて、弟が小さいときに遊んでいたバスのおもちゃがそのスペースに添えられています。

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祖母も母もおちゃめなところがあるので、初めて見たとき「これはいいなぁ、おばあちゃんに合う」と思ったのを覚えています

大切なのは、位牌を残すかどうかだけではなく、無理のない形で供養を続けられるかどうかです。

管理が難しい位牌をそのまま抱え続けるよりも、閉眼供養やお焚き上げを行い、気持ちに区切りをつけたうえで新しい供養の形を選ぶことも、故人を大切にする方法のひとつです。

墓じまい後の位牌の取り扱いについてよくある質問

墓じまい後の位牌の扱いについては、「処分してよいのか」「どこに相談すればよいのか」など、多くの方が迷いやすい部分です。

ここでは、よくある質問に回答します。

墓じまいした後の位牌はどうすれば良いですか?

墓じまい後の位牌は、下記のように管理・処分できます。

  • 自宅で供養を続ける
  • お寺に預ける
  • 永代供養を依頼する
  • 閉眼供養をしてお焚き上げする
位牌はそのまま捨てても良いのですか?

位牌を一般のごみとしてそのまま捨てることは、避けた方が良いでしょう。

位牌は故人や先祖を供養するために安置されてきたものです。
宗派や考え方によって違いはありますが、処分する場合は閉眼供養や魂抜きを行ったうえで、お焚き上げしてもらうのが一般的です。

位牌じまいの費用はいくらくらいかかりますか?

位牌じまいにかかる費用は、供養の方法や依頼先によって異なります。

閉眼供養や魂抜きのお布施は1万〜5万円程度、お焚き上げは数千円〜1万円程度が目安です。
寺院に僧侶の出張を依頼する場合は、御車代や御膳料が別途必要になることもあります。

まとめ|家族・親族の意見を聞いてから位牌の取り扱いを決めましょう

墓じまい後の位牌は、自宅で供養を続けたり、永代供養を依頼したりするなどの方法があります。

どの方法を選ぶ場合も、家族や親族と事前に話し合い、菩提寺がある場合は早めに相談しておくと安心です。

位牌を手放しても、故人を供養できなくなるわけではありません。

スミレ

無理なく続けられる供養の形を選び、納得できる形で墓じまいを進めましょう。

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この記事を書いた人

祖母の墓じまいを手伝った経験をきっかけに「やさしい墓じまいガイド」を運営。墓じまいの手続きや費用、供養方法など、初めてでも分かりやすい終活情報を発信しています。本業は、Webマーケター・ライターで相続関係の記事を多く執筆してきました。

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